サーチコンソールの必要性と使い方!月数十万円まではこれでOK

Googleアナリティクスと並び、ブログを運営するうえでサーチコンソールは必須のツールです。

「Googleアナリティクスと何が違うの?」と思われる方も多いと思いますので、簡単に大きな違いをご紹介します。

違い
  • Googleアナリティクス:ブログに訪れた後の読者の行動などを分析するもの
  • サーチコンソール:ブログに訪れる前の読者の行動などを分析するもの

他にも違いはありますが、大まかには上記の違いがあると理解しておけばOKです。

そして、今回はサーチコンソールの活用法で本当に必要な2つの機能に絞って紹介します。

サーチコンソールはいろんなデータをみれますが、月数十万円レベルであれば今回の内容だけで大丈夫です。

サーチコンソールを導入していない方はすぐに設定しておきましょう!もしやり方がわからない場合は、ココナラからご連絡いただければ設定代行します(別途1,500円)。

目次

サーチコンソールの必要性

ブログ運営で必要になるサーチコンソールの役割は次の2つです。

サーチコンソールの役割
  • Googleの検索エンジンに記事を見つけてもらいやすくなる
  • どんな記事を書けばよいか、記事をどう修正すればSEOで上位表示されるかのヒントが得られる

収益を上げていくには両方ともとても重要な機能です。

ブログを始めたばかりは不要?

サーチコンソールはデータが溜まってから活躍するので、始めたばかりのときはそれほど見ることはありません。

ただ、データをためるためにはブログに設置をしておく必要があります。

いざというときに「データがない」とならないためにも、ブログの立ち上げと同時に入れておくことのが一般的です。

サーチコンソールで使う機能は2つだけ

サーチコンソールの画面を開くと、画面左にいろんな項目や機能が用意されています。

ブログ運営では「検索パフォーマンス」「URL検査」の2つだけおさえておけばOKです♪

活用法はこれから順番に説明します。

活用法①:Googleに記事の追加と修正を知らせる

まずは「URL検査」を使ってGoogleに記事を知らせる方法からご紹介します

こちらについては次の記事で詳しく紹介しているのご覧ください。

>サーチコンソールでGoogleに知らせよう!

あと、ここでは省略していますが、サーチコンソールの設定代行をご利用の方には、WordPressにXMLサイトマップというものを作成し、サーチコンソールに設置させていただいております。

XMLサイトマップとは、Googleのロボットに「このブログにはこんな情報がありますよ」と伝えるためのものです。これによりGoogleのロボットがブログを巡回しやすくなり記事を見つけやすくなります。

設置代行を受けていない方は、そちらの設定も行ってください。やり方がわからない場合は1,500円で代行しますのでココナラからご相談ください。

活用法②:訪問前の読者の行動を知ってブログを改善する(集客・収益アップ)

先ほどのGoogleに知らせるのも重要ですが、サーチコンソールが神ツールなのはこちらの活用法があるからです。

次のブログは私が過去に作ったブログです。構成をミスり月1万円ほどしか収益が出ていないブログなのでさらけ出します。

本来自分のブログのデータをさらすのはライバルを増やす自爆行為です。稼いでいるブログのデータは人に見せないように注意してください。

使う機能は管理画面左の「検索パフォーマンス」です。

事前準備

検索パフォーマンス画面が開いたら赤枠の「平均CTR」「平均掲載順位」にチェックをいれてください。

各項目の意味や見方

画面を下にスクロールすると次のような内容が表示されます。

①はデータを集計する期間を選択できます。「3ヶ月」か「28日間」で見ることが多いです。

②の部分はクエリ~日付まで項目がありますが、使うのは「クエリ」と「ページ」だけです。

クエリとは簡単にいうと検索エンジンで検索されたキーワードのことです。

③はブログがどんな検索キーワードで表示されているか、集客できているかを知ることができます。

④の項目の意味は次のとおりです。

項目の意味
  • クリック数:左のキーワードで検索結果に表示されて、実際に記事が読まれた数
  • 表示回数:左のキーワードで検索されたときに、検索結果に表示された回数
  • CTR:表示回数に対してどれだけクリックされたかの割合
  • 掲載順位:左のキーワードでの検索結果の平均順位

「クリック数」「表示回数」「掲載順位」などの項目をクリックすると、クリック率の多い順や少ない順などに並び替えができます。

それではこれから「クエリ」「ページ」タブのデータによる活用法をお伝えします。

活用法②:クエリタブの役割と使い方

クエリタブでは、どんなキーワードで検索結果に表示されたりブログに訪問されているかがわかります。

たとえば、画像の上から5番目の「集中できる絵」というキーワードでは、掲載順位が1位で87回表示され、23回クリックされているので、CTRは「23÷87×100」の26.4%となります。

つまり、100回表示されたら26人の人に読まれ、1,000回なら約260人に読まれることがわかります。

クエリタブには大きくわけて3つの活用法があるので、順番に解説します。

クエリタブの活用法①

最初に「掲載順位が良い(数字が小さい)のにCTRが低いクエリ」を見ます。

検索結果で上の方に表示されているのにクリックがほとんどされていないような記事です。

話を進める前に掲載順位とCTRの目安を紹介します。

seoClarity(SEOクラリティ)が公開した2021年11月の検索順位別クリック率データ

「だいたい検索結果の何位ならCTR(クリック率)はこれくらいだよ」という目安です。キーワードによっても変わるので絶対にこうなるわけではないので、あくまでも目安です。

たとえば、先ほど紹介した「集中できる絵」というキーワードで、私の掲載順位は1位でCTRは26.4%でした。
上の目安表と見比べると、良い数字なので問題ありません。

逆に1位なのにCTRが5%とかだと、うまく集客できていないことがわかります。

その場合の理由は大きく次の2つが考えられます。

順位が良いのにCTRが良くない理由
  • 記事タイトルが魅力的ではない
  • メタディスクリプションが魅力的ではない

メタディスクリプションは検索結果のタイトル下に表示される記事の紹介文のことです。
設定方法は「残りの設定をして公開しよう!」をご覧ください。

「掲載順位が良いのにCTRが低い」場合は、記事の内容を修正しなくてもタイトルとメタディスクリプションを見直すだけでクリック率が増える可能性が高いです。

つまり集客数が増えます。特に収益用の記事であれば、集客が増えればそれだけ収益が増える可能性が高くなります。

クエリタブの活用法②

次に見るのは「掲載順位が良くない(20位など)のに表示回数が多いクエリ」です。

基本的には10位以内に入らないとSEOでの集客は難しいのですが、20位や30位でも表示回数の多いクエリが出てくることがあります。

これはどういうことかというと、次の理由が考えられます。

順位が悪いのに表示回数が多い理由
  • 上位表示されている記事の質が良くない
  • 読者の悩みが深く、数記事では物足りずいろんな記事で情報を集めている

こうしたクエリがある場合、該当する記事の内容を充実させることでSEOで上位表示される可能性が高いです。

また悩みが深いということは、商品を売りやすい傾向にあることが多いので、収益増につながりやすいです。

特に「掲載順位が悪いのに表示回数が多い」記事で、なおかつ「クリックされているもの」は優先的に記事内容の見直しを行いましょう。

SEOで順位が上がれば一気に集客が増える可能性が高いです。

クエリタブの活用法③

次に見るのは「掲載順位が良いのに表示回数が少ないクエリ」です。

これはどういうことかというと、次の理由が考えられます。

順位が悪いのに表示回数が多い理由
  • そのキーワードで検索している人が少ない

つまりあまり需要がないということです。

こういう場合は、他のキーワードをタイトルやメタディスクリプション、本文の見出しなどに入れるなどの対策を行うことで集客を増やせます。

※活用法③は余裕があればでOKです。まずは活用法①から始めて、その次に活用法②を試してください。

「ページ」タブの役割と使い方

次にページタブについて紹介します。

「ページ」タブをクリックすると、ブログ内のURLがズラッと並びます。

どれかURLをクリックしてみましょう!

すると次のように1つのページの情報だけが表示されます。

この状態から「クエリ」タブに切り替えると、この記事は「どんなキーワードで表示されてどれくらい集客できているのか」が記事単位で分かります。

もしCTRや掲載順位が表示されない場合は、画面を上にスクロールしてチェックをいれてください。

「クエリ」タブの活用

ページタブの活用法

ページタブの活用法は、記事を修正したり追加するときに役立ちます。

確認する内容
  • 狙った検索キーワードで掲載順位が良いか
  • 狙っていないキーワードがあるか

最初に狙ったキーワードで掲載順位が良いかを確認し、良くなければうまくいっていないということです。

掲載順位があがるまでには一般的に3ヶ月はかかるので、公開して3ヶ月以内の記事は対象外

6ヶ月とか経っていて検索上位に上がってこない場合は、記事の修正を行いましょう。

そのときに役立つのが、「狙っていないキーワードで表示されていないか」です。

狙っていないキーワードの内容で表示されるということは、そのキーワードはライバルが弱いということです。

今の記事内に入れる方が読者の理解が深まる場合は、記事を修正するさいに、その項目を作りましょう。

別記事にした方が読者が読みやすい場合は、狙っていなかったキーワードで新規記事を追加することで、集客を増やすことができます。

まとめ

今回はブログやアフィリエイトをするなら押さえておくべきサーチコンソールの活用法を紹介しました。

サーチコンソールとアナリティクスを少しずつでも活用することで、集客と収益を伸ばすヒントがたくさん手に入りますよ♪

今回のおさらい
  • サーチコンソールは「Googleにブログの状態を知らせる役割」と「訪問前の読者の行動がわかる役割」がある。
  • 使う機能は「検索パフォーマンス」と「URL検査」の2つでOK
  • 検索パフォーマンスはクエリタブとページタブの2つを使う
クエリタブの活用法
  • 掲載順位が良いのにCTRが低いクエリを探して、タイトルとメタディスクリプションを改善
  • 掲載順位が良くないのに表示回数が多いクエリを探して、記事内容を充実させる
  • 掲載順位が良いのに表示回数が少ないクエリを探して、他のキーワードを追加する(余裕があれば)
ページタブの活用法
  • 狙ったキーワードで記事の掲載順位が上がっているかを確認
  • 狙っていないキーワードで表示されたり集客できているかを確認
  • 狙ったキーワードで掲載順位がよくない場合は、狙っていないキーワードの項目などを追加して記事を修正。または狙っていないキーワードで新規記事を作成する。

サーチコンソールにはもっと多くの機能が搭載されていますが、月数十万円であれば今回の内容で十分です。

難しく感じた部分も多かったと思いますが、一気に覚える必要はありません。少しずつ経験を積みながら覚えていきましょう。

今回紹介した内容を実践するかしないかで、今後の成果が大きく変わるので是非チャレンジしてください。

細かいことを気にしすぎて泥沼にハマらないようにだけ注意してくださいね。

>アナリティクスの活用法はこちら

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